単語登録のポイント

音声認識辞書に登録されていない単語を登録することで、認識精度を高めることができます。
一方で単語登録した単語が優先的に表示されるようになるため、単語登録によって認識精度が低下してしまうことがあります。

[設定]→[単語管理]から単語登録ができます。

単語登録:4つの注意点

①1つの単語グループの登録上限は1000語まで

1つの単語グループの登録上限は1000語までとなっております。
単語グループはいくつでも作成することができますが、
音声認識時に複数の単語グループを選択し、1000語を超えると「認識精度が低下する恐れがあります。」
とのメッセージが表示されるようになります。

登録した単語が増えれば増えるほど、似たよみが登録されている可能性が高まる為、
1000語を超えるとメッセージを表示するようにしております。
1000語を超えることで必ず認識精度が低下するわけではございませんので、ご理解ください。

例)単語グループの単語登録数(A:400語、B:500語、C:700語)
問題なし:AとBの2つの単語グループを利用して音声認識する
認識精度が低下する可能性あり:BとCの2つの単語グループを利用して音声認識する

②異なる単語グループであっても、同じ読みは登録できない

異なる単語グループに同じ読みの単語を登録することはできません。

例)『営業会議の単語グループ』に表記「伊藤」読み「いとう」を登録している状態
『企画会議の単語グループ』に表記「伊東」読み「いとう」を登録しようとしても、
すでに『営業会議の単語グループ』に読み「いとう」が登録されているため、登録はできません。

③登録した読みが短すぎると関係ない会話にも表示されてしまう

読みが短すぎる単語を登録してしまうと、全く関係のない発言内容でも登録した単語が表示されることがあります。

例)表記「AMI」読み「あみ」という単語登録して、音声認識に使用した場合
※AMIとはアドバンスト・メディアの略称です。
正解文)素材を編み込む
誤認識)素材をAMI込む

このように読みが短すぎる単語は誤認識に繋がる可能性があります。
読みが短すぎる単語登録は控えるようにしましょう。

④表記したい単語は同じでも人によって読み方が違う場合は2つの読みを登録する

人によって同じ単語を発言している場合でも読み方が異なる場合があります。

例)表記「HTTP」を単語登録したい場合
表記「HTTP」読み「えいちてぃーてぃーぴー」
表記「HTTP」読み「えいちてーてーぴー」
と異なる読みを人によってする場合は、
同じ表記でも異なる読みを2種類とも登録することで誤認識を防ぐことができます。

この場合は、異なる2つの読み方とも単語登録をすると、人によって認識されないということがなくなります。

単語登録の4つのポイント

注意点に気を付けながら下記を積極的に単語登録いただくことをおすすめします。

人名

同じ読みである「さいとう」でも「斉藤」「斎藤」「齋藤」など表記が異なります。
その為、人名は基本的に音声認識辞書に登録されていません。

専門用語、製品名

専門用語や製品名など業界特有の言葉などは音声認識辞書に登録されていません。
例)表記:「ScribeAssist」 読み:「すくらいぶあしすと」

略語

専門用語や製品名 略語も基本的には音声認識辞書には登録されていません。
例)表記:「SDGs」 読み:「えすでぃーじーず」

社内用語

社内でしか使わない用語は音声認識辞書には登録されていません。
例)表記:「VoXT事業部」 読み:「ぼくすとじぎょうぶ」